人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
私が主催する人生計画フォーラムは税前で入会金10,000円、月会費2,700円なのですが、多方面の方から「会費が安すぎるのではないか」と指摘されます。確かに、提供しているものを考えると、5千円や1万円にすることを検討しても良い頃かもしれませんが、あえてそれはしません。なぜでしょうか。
どう考えても安すぎる
多方面の方、具体的にはコンサルタントの方や経験豊富な経営者の方、当のフォーラム会員の方からですら「会費の値上げをしないのですか?」と聞かれます。「サービスの質・会員の質から言えば安すぎるし、そもそも2,700円の会費では儲からないでしょう」というわけです。確かに、そうかもしれません。
では、来月から5千円にしますということになれば、一部には退会してしまう人もいるでしょうけれど、その数は全体の収入が減ってしまうほどではないでしょう。長い目で見たら、そちらの方が利益は高くなるかもしれませんね。うん、やっぱり値上げしようかな(笑)。
価格の決め方にはいくつか方法があって、コストからのアプローチ、需要からのアプローチ、競合との比較からのアプローチなどです。そのいずれで考えても、少なくとも月会費は5千円にするのがむしろ普通の考え方です。しかし私はあえてそれをしません。なぜでしょうか。
サポートしたい人達と期間
私が人生計画フォーラムを始めたのは、「5年前の自分を救いたかったから」です。サラリーマンで、まじめに働いているだけでは幸せになれないと気付いてしまったけれど、自分で稼ぐ力を持っていない人。何を学べば幸せになれるのかわからないし、情報が分散していて探しても見つからない、過去の自分。
今のフォーラムには経営者の方も、既に独立している方もたくさんいらっしゃいますし、比較的お金に余裕のあるシニア層の方も多いです。しかし、一番サポートしたいと私が考えているのは引き続き、会社で働いている比較的若い方々です。国や企業に頼り切れない、「逃げ切れない世代」とでも言いましょうか。
そういう人達を10年とか30年という長期、生涯を通してサポートしていきたいんです。そうすると、会費は3千円を越えてはいけないという結論になります。ある一定期間、集中して学ぶなら1万円でも3万円でも良いでしょう。でも、若いサラリーマンが長期間利用するには3千円が限界です。2,700円はそういう価格です。
1,000人、10万人のビジョン
更に言えば、人生計画フォーラムを単なる「自分のコミュニティ」にしようと思っていないことも理由として挙げられます。ファンクラブ的なコミュニティであれば、100人くらいが限界でしょう。それだと、月3千円だと100人で30万円です。確かにこれだけで食べてはいけないですね。ビジネスとしては成り立ちません。
しかし、コミュニティのプラットフォームとして皆さんに開放した結果、メンバーが1,000人になるとするとどうでしょう。10万人なら?これはもう、「食べていく」という発想を越えて、「そのお金をどうメンバーで分配し、または投資するか」という大きなことを考えられます。そういう考え方なんです。
もっと言えば、会費で稼ごうと考えなくても良いんです。様々な強みを持ったメンバーが1,000人集まれば、そこから大きなビジネスが生まれます。会費はタダでも良い。タダにしてしまうと質の高いメンバーは集まりませんから、そこが難しいところですが、この意味でも2.700円は絶妙な価格だと感じています。
ビジネスの全てをフォーラム内で完結させる
近い将来、シナジーブレインと人生計画協会の全ての仕事は人生計画フォーラムの中で完結させたいと考えてもいます。私のコンサルティングやコーチングを受けたい人はもちろん、仕事を発注する先、相談(コンサルティング)相手、誰かに紹介する専門家、社員の採用に至るまで、人に関係したことの全てです。
もしかしたらビジネスだけではなく、プライベートですらも包含するかもしれません。家族は別ですが、親しい友人などもフォーラムに入ってくれるようになるのではないかという予感はしています。月3千円ならどうやっても損はしない、それだけのサービスを提供できるように、近い将来なるからです。
逆に言えば、そこまで良いサービスが月3千円で揃っているのに使わないというのは、私に興味がないということなのだろうと感じてしまうことでしょう。「全力で応援してる!」って言うならとりあえず入会してよ、って今でも思うことがありますし。せめてメルマガに登録してくれるとかさ(笑)。
低額の有料サービスはリトマス試験紙であり、そこを越えてくる人達と濃密な関係を築いていけば良いのではないかと、正直なところそう思います。ちょっとホリエモン的な発想で自分でも怖い部分はありますが、コミュニティを持って初めて持つ感覚ということで、お伝えしておこうと思います。それでは、また。