人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
コミュニティに関して言いたいことはたくさんあるのですが、時間をかけて順番に説明していかないといけないと思っています。まずは、そもそも起業家は何のために自分のコミュニティを持つべきなのかというところからでしょう。コミュニティを持つのって、ちょっとだけ手間がかかって面倒くさいですからね。
安定した集客ができる
生々しいところからいくと、これですよ。コンサル・士業・コーチなら何らかの目的でセミナーを開催するとき、コミュニティのメンバーはとりあえず来てくれることが多いです。「枯れ木も山の賑わい」で、人間関係のできているメンバーは、セミナーの雰囲気を良くしてくれるでしょう(内輪になりすぎないよう注意)。
それ以外のモノやサービスを売る業種の場合でも、熱心なお客さんを「囲い込む」ことは重要です。メールマガジンやポイントカードで緩やかに繋がるのも良い(それも一種のコミュニティ)のですが、コミュニティを形成し、お互いに顔の見える関係になることは、売上の安定に大きく寄与することでしょう。
頑張って、例えばコーチングの契約を取っても、それが3ヶ月で終われば関係は切れます。いつかまた必要になったら戻ってきてくれるとコーチの方は信じていますが、クライアントの方は「色々なコーチを試したい」と思っているかもしれません。コミュニティがあれば、そういう単発だった関係が長期的な関係に変わります。
信頼関係ができて協力者が出てくる
コミュニティのメンバーとは、時間の経過とともに強固な信頼関係が生まれてきます。単にセミナーやお見せに顔を出してくれるようになるだけでなく、高額商品も「あなたからなら」という理由で買ってくれるようになるかもしれません。同じモノやサービスを購入するなら、信頼関係のある人から買いたいですよね。
そして、不思議なことが起こります。モノやサービスを売買するだけの関係ではなく、もっと幅広い分野で協力できるメンバーが現れだすのです。コラボセミナーを開催したり、情報をくれたり。逆に私の方から「こんな専門家がいないかな」と考えるとコミュニティの中で解決して、仕事をお願いすることもあります。
将来的には、私や協会が仕事をお願いする人は全て人生計画フォーラムの中で探したいと思っていますし、社員を雇うとしてもまずはフォーラムのメンバーの中から探します。私だけではなく、メンバー同士でもそういう現象は起こるでしょう。「生態系」という言葉には、そういう意味も含んでいます。
アイディアを貰える
コミュニティを持ち、定例会などでメンバーの声を開いていると、「こんなことはできないか?」という要望に多く接することになります。中にはそれが「面倒なクレーム」だと感じてしまう、残念なサラリーマンマインドの人もいるのかもしれませんが、起業家にとってこれは宝の山、大きなチャンスです。
今あなたが提供していないモノやサービスについて意見が出たのであれば、それは「もしそれがあったら買いたいですよ」ということです。そしてそう感じているのは、おそらくその人だけではありません。基本、今までメンバーの方から頂いた意見を反映することの繰り返しで、人生計画フォーラムは発展してきました。
コンサルティングやコーチングについても、頂いたアイディアは数知れません。対面で、セミナーのアンケートで、パーティーで、ランチを食べながら・・・様々な場面で、たくさんの貴重なヒントを貰うことができます。お金を払ってではありません、お金を頂きながらです。
心の支えになる
私はわりと孤独に強いというか、むしろ一人でいる時間が大好き(笑)なのであまり感じませんが、事実として起業家は孤独が原因で心身のバランスを崩したり、事業そのものをやめてしまったりすることが多いです。起業家は孤独になってはいけない、ということで交流会・名刺交換会やリファーラル組織は今も盛況です。
そういう「寂しさを紛らす」人達を見ていつも私が思うのは、「自分のコミュニティを持てば良いのに」ということです。マリーアントワネットの「パンがないのならケーキを食べたら良いのに」みたいに聞こえますかね?自分のコミュニティを持つことが、何だかとても難しいことだと思われているようですから。
その「難しいこと」を、誰かが肩代わりしてくれるとしたら、みんなコミュニティを持つようになるんじゃないかな、というのが「コミュニティのプラットフォーム」という発想です。このあたりはまた稿を改めてご説明しますが、自分のコミュニテイを簡単に持てるなら、それが大きな心の支えになると思いませんか。
影響力が増す
これは人生計画フォーラムという自分のコミュニティを持つまでは想像もしなかったことですが、自分のコミュニテイを持つことで他の人に与える影響力が増します。ビジネスをやっている「センスのある」人からすれば、まだ一人の従業員も雇っていない私の背景に、数十人のメンバーの顔が見えるようになるみたいです。
そのやり方を教えて下さいという人も出てきますし、コミュニティホルダー同士で、何か一緒にやりましょうかという話にもなります。こういう人を知りませんか、という問い合わせも増えて、実際それに応えられることも多くなります。人と人を繋ぐことで、影響力はまた増していきます。
ということで、ざっと思い付くだけで、これくらいのメリットはあります。プラットフォームを使えば手間もかからず、大したリスクもありません。どうしてみんな、やらないんでしょうかね。不思議です。それでは、また。