人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
人生計画は「怪しい」と言われがちなので、今回はこのことについて考えてみたいのですが、このことについて考えているだけで「怪しい」と言われてしまうので、とかくこの世は生きにくいですね。一種の思考実験だと思って、お付き合い下さい。
「怪しい」ことについて
何割かはわかりませんが、私をうっすらと知る相当な割合の人が「安田は会社を辞めて、何やら怪しいことを始めた」と思っているのではないでしょうか。「なるべく近づかないようにしよう」とすら考えている人もやはり相当数、いると類推します。これはある程度仕方ない、無理のないことだと思います。
私もサラリーマンのときには、セミナーをやっているというだけで怪しい人だと思っていましたし、メールマガジンなんて出しているのはみんな、いかがわしい人だと。小冊子なんてダウンロードした日にはスパムメールが来て大変なことになると。「夢の実現」を謳っているセミナーなんてもってのほかです(笑)。
そういう「怪しい」と見られているジャンルだからこそチャンスがあると考えて参入しているので、やむを得ない反応です。その中で「真っ当」なビジネスをやっているので、やはり悔しい気持ちもあります。でも、「怪しい」というだけで「近づかない」「調べもしない」というのは一種の思考停止だと思うんですよね。
カルト宗教とは何か
そこで、カルト宗教とか洗脳、秘密結社や神秘の世界、ネットワークビジネス、スパム的な手法でネットビジネスをしている人のことなど、徹底的に調べてみました。読んでいる本を知られるだけで国家権力にマークされるくらいの、個性的なラインナップでした(笑)。でも、自分の頭で考えてみたかったんです。
あらゆる「怪しい」ことについて知っておかないと、人生計画が「怪しくない」ということを自信を持って言えないと考えたからです。思えば昔から、こういう考え方自体が周囲から「異端」と見られてきたような気がします。しかし、徹底的に自分の頭で考えないから、簡単に怪しいものに騙されるんだと思います。
その中で、気になったのはカルト(宗教)です。言葉の定義としてはwikipediaには、
カルトは、悪しき集団であることを明確にするために用いられる通俗用語である。良い意味ではなく、反社会的な団体を指す世俗的な異常めいたイメージがほぼ定着し、犯罪行為を犯すような反社会的な集団を指して使用される。
とあります。特定の宗教名をここで書くことは控えますが、多くの場合カルトのことは「洗脳」とセットで語られるようです。「教祖や教義を盲目的に信仰し、自分の頭で考える力を奪うことで求心力を保っている団体」というのが私なりのカルトの定義です。人生計画は、なぜカルトではないと言えるのだろうかと。
人生計画はカルト宗教なのか
人生計画フォーラムは2020年までに1,000人のメンバーを集めることを目標にしています。その先は、1万人、10万人になり、それが社会インフラになっていくというビジョンを持っています。そうすると「教義」は一人歩きするようになりますし、「教祖」が「神格化」されることも理論的にはあり得ます。
仮にそうなったとして、これがカルトではないと言えるのはなぜだろうなと。繰り返しますが、思考実験ですよ。私は教祖ではないし神格化することに興味も全くありません(笑)。でもここを考え抜いておかないと、方向性を失ってどこかで空中分解することはあり得るんですよ。暴走する人はきっと出てきますから。
私が出したこの問いに対する答えは「メンバーがそれぞれ、自分の頭で考えることを大切にしているから」、人生計画はカルトではないというものです。人生計画とシナジーブレインは「教義」が「自分の頭で考えること」であるため、洗脳を手段とするカルトとは対極にあると言えるんだな、ということがわかりました。
大企業はカルト宗教なのか
それで更に考えたとき、「むしろ大企業こそ、カルトであると言えるのではないか」という興味深い問いが頭に浮かびました。カルトから抜けるときには「脱洗脳」が必要であり、それってやられる側から見たら新たな洗脳でしかないわけですよ。カルトから見たら世間の方が危険なカルト的な存在、であるわけです。
この構造が、大企業に勤める人と人生計画でその人達を「解放」しようとする我々との関係に似ているなと。大企業はカルトなので、そこから抜けようとする人のことを「怪しい」「頭がおかしくなった」として糾弾するわけです。で、こちらから見れば「大企業はサラリーマンを洗脳している」ように見える。
そこから抜け出てきた私から見ると、この世の中は大企業を中心とした壮大な洗脳で成り立っているのではないか、なんて考えたりします。教育システムもそうですし、CMなんてどう考えてもおかしい(笑)。大洗脳社会です。まあそんなことをいうと、こっちが狂人扱いされるわけです。SF小説みたいになってきました。
決めるのは誰か
何度も言いますが、これは単なる思考実験、遊びですからね。私を精神病院に連れて行こうとしないで下さい。何が言いたいかというと、「自分の頭で考えて、判断しましょう」ということです。世の中で正しいと言われていることも、いったんは疑ってみて、納得するというプロセスは大切です。
怪しいから近づかない、ではなくて「何が怪しいのか自分の目で見て確かめてみる」というという姿勢が必要です。まあカルトなんかにハマる人っていうのは、最初はそういう軽い気持ちから近づいてしまって、抜け出せなくなるんですけどね(笑)。それでは、また。