夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。
養分だ情弱だと散々罵られながら、夫婦揃ってauのiPhone5を使い続けてきた安田家ですが、ここに来てついに文明開化です。敢えてSIMフリーの義務化が進行中のこの時期に、格安SIMのIIJmioを導入しましたよ!
安田家はアーリーマジョリティである
ことデジタルデバイスに関しては、うちはイノベーター理論でいうところのアーリーマジョリティを自認しています。世間がApple Watchで浮かれているのをよそ目に、そろそろ本格普及期に入るであろう格安SIMを導入するというこの慎重な感じ。嫌いじゃありません。
【イノベーター理論(大辞林より抜粋)】
革新的商品やサービスが市場に登場した際,その普及率が 16パーセントを超えると,シェアが爆発的に拡大すると説く理論。顧客層全体を受容時期の早い順から五つの層(イノベーター,アーリー-アダプター,アーリー-マジョリティー,レイト-マジョリティー,ラガード)に分け,このうち 2.5パーセントのイノベーター(革新者)と 13.5パーセントのアーリー-アダプター(初期採用者)の支持を受けた商品・サービスが,市場に広く受け入れられると考える。アメリカの社会学者ロジャース(Everett M. Rogers)が 1962 年に提唱。
更に、SIMフリーの義務化が目前なので、auで新機種に変更をしても2年後には格安SIMに挿し変えたりできるんじゃないの、と思われるこのタイミングで敢えてやるのは、そうしないとアーリーじゃなくなっちゃうよねみたいな中途半端な自負です。でも、イノベーターになって初期不良のリスクは取りたくないんです。バカバカしいので。
格安SIM導入の目的、失うもの
格安SIMに変えたら何が変わるのか。格安っていうくらいだからそりゃあなた、通信費が安くなるんですよ。ざっくり言えば、一人月6千円くらい払っている通信費が、2千円くらいになる。夫婦でスマホなら、1万2千円が4千円になるということ。月8千円浮くということは、年間で9万6千円ですわ。
SIMフリーのiPhone6の64GBを買うと、10万円ちょっと。浮いたお金で2年で2台のiPhone6が買える、という計算になります。仮にキャリアで機種変更したとしても64GBならただではないのだし、ちょっと我慢して3〜4年使えば、かなりのメリットが出ると言えるのではないでしょうか。
一方で、失うモノはキャリアメールのアドレス(ezweb.co.jp)くらいです。随分前からGmailがメインなので、全く問題はありません。あとは厳密に言えば、トラブルがあった場合のauショップでのサポートが受けられなくなるのでしょうが、iPhoneになってからそんなの殆ど関係無いですよね。機は熟した、というわけです。
機器の構成
本体はアップルストアで買ったiPhone6のシルバーとスペースグレイ。SIMはIIJmioのファミリーシェアプラン(月間10GB制限、通話とSMS付き)。これに、WX01というモバイルルーターを導入し、以前の光からはこれも大幅なコストダウン。いつでも引っ越せるくらいの、シンプルな構成です。
ただ、格安SIMを導入するなら、自宅は使い放題の光にしておいた方が良いかもしれない、というのが現時点の率直な感想です。子どもがパソコンやiPadを使うようになってきて、動画を見るんですよね。そうすると容量制限のある構成では、辛くなってくる。まあ、目が悪くなるからあまり見ないように言うには良いのかもしれませんが。
手続きと設定
手続きとしてはauのサービスセンターに電話をかけて、MNP(Mobile Number portability=番号が変わらずに乗り換えできる)の予約番号を発行してもらい、IIJのサイトで登録するだけ。auから若干の引き止めには合いますが、手続きとしては簡単です。ところが、ここでトラブルが発生しました。
妻の携帯は名義が妻のままだったのですが、IIJの方から「それではMNPを受けられない」と申込後に言ってきました。MNPの有効期間は15日間であり、その間に名義変更をして、予約番号を出し直して貰えとのこと。来店が必要で、連休を挟んでいたこともあり、対応がぎりぎりに・・・。まあ、何とかなりそうですが、ひやっとします。
アクティベートの方法はこのサイトに譲ります。やってみましたが、非常に簡単です。ここに書いてあるように、いざ接続!というタイミングより前に、既存のiPhoneの事前バックアップを取っておくとスムーズですね。バックアップと復元で、1時間くらいは見ておいた方が良いでしょう。
使ってみてどうか
iPhone6と格安SIMの使用後の感想ですが、今のところ極めて快適です。何の問題も無い。もはや、変えない理由が無いですよ。「何かあったらキャリアのショップで面倒を見てもらいたい、そのために月々1万円くらいの出費は仕方ない」という人は、キャリアに残って貰えば良いと思いますが。
まあそういう、過度にリスクを恐れる人達がいてくれるおかげで、僕らは格安サービスの恩恵を受けることができるのだろうなあと、何となく上から目線で世間を見てしまいます。たかが格安SIMを導入しただけなのに(笑)。それでは、また。