夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。
例えば、使い切れないほどのお金を手に入れたとき、人は何をするでしょうか。「成功」や「幸せ」の定義は人それぞれですが、お金の制約がなかったら、以下の7つのどれかに関わることをするのではないでしょうか。私が普段、成功者の方を観察していて感じていることを、纏めてみます。
1.快適に眠る
敢えて一番に持ってきましたが、過度に睡眠時間を削って生きる人生は、私は不幸だと思います。もちろん、成功者の多くは睡眠時間を削って何かに打ち込んだ時期を持っていますが、それがいつまでも続くのは、何かが間違っているのではないでしょうか。
長く眠れば良いというわけではなく、その人に応じた適切な睡眠時間を確保することとその快適さは、幸せと密接な関係があります。私はロングスリーパーなので、6時間以上は眠りたいですね。早寝早起き、6時間前提なら22時〜4時が理想です。本当はもう少し寝たい(笑)。
2.身体に良い飲食をする
ちょっと成功をしたくらいの人は暴飲暴食をするのですが、本当に成功した人々は食べるものに気をつかうようになります。睡眠もそうですが、健康で長く生きることを強く意識するようになるのです。素材にこだわり、身体に良いものを厳選して比較的少量、食事として取り入れます。
私が考える「成功」と言える経済力の一つの定義は、「身体に良いものをいつも躊躇無く食べられる」ということです。簡単なようですがこれは意外にハードルは高く、少なくとも金融機関に勤務しているときはこれだけの経済力はありませんでした。
3.適度な運動をする
心や頭の状態を良く保ちたいと思えば、身体の状態を整えることに行き着きます。良く眠り、身体に良いものを食べたら、あとは適度な運動をすることです。自分で書いていても「ものすごい一般論だな」と思うのですが、成功者の方々を観察していると、どうやらこれは真理なようです。
4.リラックスする、遊ぶ
そして、リラックスできること、楽しめることを追い求めます。ゴルフは典型ですね。遊ぶという中には、挑戦という意味も入っています。私は何の制約もなければ、世界中の海でくつろいで本を読んだり、ダイビング三昧の生活をしたいと思いますが、想像するだけで3ヶ月で飽きますね、多分(笑)。
5.大切な人と過ごす
制約がなくなったら、できるだけお子さんと過ごすという人は多いです。なぜか奥さん・旦那さんと、ではありません(笑)。趣味をともにする仲間との結束を高めることも多いですね。様々な制約条件がなくなって自由になると、「一番大切なものは仲間」という発想に、なっていくようです。
たとえ何千万円稼いでも、大切な人と過ごす時間を確保できないなら、それは幸せではないでしょうね。これは私がサラリーマンのときに、痛切に感じていたことです。多少収入が少なくとも、子供の大切な行事には顔を出したい。熱を出した時には側にいられるようにしておきたいと考えて、起業をした面があります。
6.知的好奇心を満たす
自由になったあと、なぜか学校に通ったり、独自の研究を始めたりする人も多いです。人間の本質とは、ここにあるのかもしれません。弊社が追究する「自由で好奇心に溢れる世界」という理想にも、この行動は合致しています。遊びも旅行も、もちろん仕事も、知的好奇心なくしては楽しくないですからね。
「宝くじが当たっても、普通にサラリーマンを続ける」なんていう人もいますよね。これは社会的な繋がりを維持するという意味と、そうなると純粋に仕事を楽しめる気がするから、という二つの意味があるでしょう。これ、仕事の意味を考える上では、とても示唆に富む理由ですよね。
7.何かを達成する、名を残す
おそらく、お金の制約がなくなった人で一番多い行動は、さらなる挑戦をしていくことです。経営者であれば自社をさらに成長させたり、新たな会社を立ち上げたりします。何のためにと聞かれたら、それが一番楽しいから、ということになるでしょう。1〜6だけだと、きっとすぐに飽きるんですよね。
純粋に経済活動をするのではなく、博物館を作ったりNPOを立ち上げたり、社会貢献という形で命の炎を燃やす人もいます。後進を育てることに情熱を燃やす人も多いですね。健康で快適というだけでは、満足できなくなるのですね。人間というのは、面白いものです。
あなたは今、幸せかどうか
上の7項目は個人差がありますので、過不足があればカスタマイズして頂きたいのですが、今のあなたが幸せかどうかは、この7項目(前後)のどれかに費やす時間が長いかどうかで計ることができるとも言えます。逆に言うと、お金のためにこれらを我慢している人生は、幸せとは少し距離があるのかもしれません。
更に言えば、これらが満たされているのであれば、あなたは莫大な資産や収入がなくても、幸せだと言えるように思います。たまには収入やキャリア、ステータスではなく、こういった観点からあなたにとっての幸せとは何か、考えてみるのも有意義なのではないでしょうか。それでは、また。